2010/5 の記事
酸性雨
2010/5/26 水 10:48:52 by admin
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酸性・中性・アルカリ性はリトマス試験紙などで測定したpH(ペーハー 又は ピーエイチ)で表します。pH7が中性、7よりも大きな値がアルカリ性、7より小さい値が酸性と定義づけられていますが、一般に酸性雨と呼ばれる現象はpH5.6以下の酸性の雨のことをいいます。
雨が著しく酸性になると森林を枯らしたり、川や沼、池などの魚や様々な生物が住めない環境になってしまいます。
酸性雨の原因は、自動車や工場から排出される硫黄酸化物(いおうさんかぶつ)(SOx)や窒素酸化物(ちっそさんかぶつ)(NOx)などです。これらが大気中で、硫酸(りゅうさん)(H2SO4)や硝酸(しょうさん)(HNO3)といった強い酸に変化し、これが雨・霧・雪などに溶け込むことによって酸性雨となります。
酸性雨は、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)を多く排出している地域だけに降るとは限りません。というのは、酸性雨は原因物質の発生源から500~1,000kmも離れた地域に運ばれ、国境を超えた広域的な現象になることもあるからです。ですから我が国で発生したものが他の国で降ったり、その逆が起きる可能性もあるのです。
近年、東アジアでの工業化が進み、わが国を含むこの地域での酸性雨の影響が大きくなることが心配されています。そのため、東アジアの10カ国が参加した「東アジア酸性雨モニタリングネットワーク」が活動を開始し、共通の手法によって酸性雨を継続的に測定したりするなどモニタリングが行われています。
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冷たい雨
2010/5/11 火 10:01:50 by admin
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水蒸気が凝結してできた水滴が、気温0℃を大きく下回る空気の中に(上昇して)入って凍り、氷晶となって成長し、気温0℃を大きく上回る空気の中に(落下して)入って融け、降る雨。解けずに降れば雪など(その他に霰、雹が含まれる)になる。
「気温0℃を大きく下回る空気」で凍るとしているが、実際の空気中では、気温が0℃を少し下回ったくらいでは凍結が始まらないことが多いためである。温度0℃以下で凍らない状態を過冷却と言う。
雲の中で一部の水滴が凍って氷晶になり始めると、まだ凍っていない過冷却の水滴は蒸発して氷晶の表面に昇華するため、急速に成長する。
氷晶が落下する途中で、気温が摂氏0℃より高い領域に達すると氷晶は融け始め、完全に融けると液体となり、雨粒となる。融けきれない場合は雪となる。地上の気温が摂氏2℃以上の場合、上空1500mで-6℃以上、または上空-5500mで-30℃以上で冷たい雨(または霙)である。
「気温0℃を大きく上回る空気」で融けるとしているが、これは、氷晶が0℃以上になっても、氷晶が昇華してその際に奪われる昇華熱により氷晶の温度が低下するため、0℃を数℃上回らないと完全に融けない。また、湿度が高いほどこのときの温度は低くなる。
日本の降雨の8割はこの「冷たい雨」の機構で起こるといわれている。
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